賢者のワイン

2023/12/29 22:15

「顧客の声を聴け」って、いまもそうなのか? ①

昭和の末期に勃興した「顧客志向のマーケティング」という概念があります。 日本は高度成長期には、メーカーが「良い物をより安く」出せば、お客さんが喜んで買ってくれた時代が長く続きました。業種を問わ...

2023/12/23 13:40

1日1本 ~ その3

シャトー・マルゴーのサードワインです。長くて細い美しいコルクに、年号とシャトーの名称と外観図が焼印されています。 濃い目のガーネット色に、土埃、木の枝、インクなどの香りがして、これぞポイヤック...

2023/12/22 09:56

1日1本 ~ その2

スペインのデイリーワインです。同じシリーズで、赤と白があります。写真は白のほうです。白は、マイルドな口当たりで、酸もおだやかですが、甘くなることはなくて、毎日の食中酒として幅広く合わせられます。真...

2023/12/20 22:06

1日1本 ~ その1

イタリアの白ワインです。 ブドウ品種は、ファランギーナ50%、シャルドネ40%、ピノグリージョ10%となっています。 これを聞いただけでゾクゾクして、早く飲みたくなりました。 ラベルが都会的...

2023/12/18 17:46

「ワインをどうやって選べばいいのかわからない」という声

″「ワインをどうやって選べばいいのかわからない」という声をよく聞きます″--というコメントから始まるのが「ワイン選びのガイドブック」的な本や雑誌特集の定番です。本当にそんなことを言っているお客さんが...

2023/12/17 22:23

灘酒のお燗瓶

こちらは、灘の名門・白鷹のお燗瓶です。 弊社が氏子管内となっている、深川の富岡八幡さんのお下がりを頂戴しました。 お燗瓶は、清酒の容器として非常にすぐれた機能をもっています。 第一に、...

2023/12/15 17:46

近藤正規『インド — グローバル・サウスの超大国』(中公新書)を読む

全世界の警察官を自任していたアメリカの地位は、このところ明らかに低下しています。他方で中国とロシアは、もともと強権国家だったところへもってきて、さらにその傾向を強めています。古手の大国たちが、この...

2023/12/14 14:50

これが世界で初めてのワインです。

これが世界で初めてのワインです。 何がどう「初めて」なのか、おわかりになりますか? はい、実は、このラベルは生成AIによって描かれた絵を用いています。このワイナリーでは、生成AIが話題にな...

2023/12/13 16:36

11月のお届けワインと教養コンテンツの紹介

◆ワインNZ(オーストリアから入植したファミリーが故郷の葡萄品種を用いて作った均整の取れた赤ワイン)アメリカ(カリフォルニアワイン愛好家垂涎の著名ワイナリーが匿名でバルクで提供した逸品)スペイン(土着...

2023/12/10 15:14

琵琶湖特産の「いさざ」の料理

弊社の創業の地は近江です。近江の発音は、琵琶湖が淡水であることから、淡海=「あはうみ」→「あふみ」から来ているとの説があります。同じ淡海の浜名湖が都から遠いために「遠江」で、琵琶湖は近いので「近江」...

2023/12/08 12:10

出会えないことで有名なワインを飲んだ話

コロナの前のことですが、とある会食で、とんでもないワインを飲む機会に恵まれました。なんと、「シャトー・グリエ」であります。(写真の左のワインです。 Chateau-Grillet 1987)ワインを少しでも勉強したこと...

2023/12/07 11:23

人手不足と外食産業

 人手が足りないと悲鳴を上げるのが挨拶になっていますが、我国は、長らく人手の余った国でした。 戦後に旧民法が改正され、家督制度が廃止されてからも、長男によるイエの相続という習慣が続いたので...

2023/12/06 12:19

ワインの筋はバランスとエレガンス

賢者のワインでは、ワイン本来のあり方を厳密に、しかし簡単に規定しています。 それは、「ワインはバランスとエレガンスを備えるべきである」という一言です。 バランスとは、甘味、酸味、苦味、渋味...

2023/12/05 13:32

読まずに飲みたいワイン

昔に比べて、ワインも日常生活のなかで普通に楽しむ方が多数派になりました。 「ワインを飲むときには、知識やルールはいりませんよ」、と我々ワインの商売をやってる人間たちは、長いこと口を酸っぱくして...

2023/12/04 13:38

内藤正典・著:イスラームからヨーロッパをみる(岩波新書、2020)

現地で現物をみて書いた宗教と社会いきなりですが、冒頭の写真に写っている人物はどなたかご存じでしょうか?実は、この写真は生成AIによって生成された画像です。出版物の紹介サイト「版元ドットコム」では、...

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